足場の仕事は、未経験者でも就くことができますが、最初からすぐに現場の第一線で、足場の業務に従事することはできません。
足場の仕事の基本的な知識や技術をまずは研修などで学び、必要とする資格の取得、安全に関する知識や意識を持つことが求められます。
これは、未経験者に限らず、資格を取得している人、経験者を問わず、ある一定の研修を行った後に、実際の現場で足場工事に携わることとなります。特に、安全に対する知識や意識、実際に安全のために行わなければならない装備の装着など、正しい形で実践できなければ、現場に出ることはできないので、徹底した安全対策が求められます。
まったくの未経験者で足場の仕事に就く場合は、基本的な知識や技術を研修で学んだあと、足場工事の現場に行き、先輩スタッフのもとで、補助的な役割を行いながら、足場工事の現場や仕事の雰囲気に慣れていきます。
先輩スタッフの指示に従うことができるようになり、先輩スタッフに求められる前に、工事の準備や後片付け、道具の用意などができるようになってくると、いよいよ足場工事の実践が始まります。
未経験で足場の仕事に就く場合は、無理なくひとりひとりのペースに合わせて、仕事を覚えていくことができるので、焦らずじっくり取り組むことが大切です。